九十歳。何かめでたい
最近、元気なお年寄りがニュースになることが多い感じがします。「最高齢の女性ビューティーアドバイザー」としてギネス世界記録に認定された化粧品会社 POLAの販売員 堀野智子さん101歳、日本最高齢フィットネスインストラクター瀧島未香さん93歳、そして今年の4月26日に他界されましたが、デザイナーの桂由美さん94歳。桂由美さんは亡くなる4日前に徹子の部屋の収録もきっちり行い、その2日後にはご自身の誕生日会でケーキのロウソクを吹き消している姿も。
今回の映画の原作者でもあり主人公(90歳)でもある作家・佐藤愛子さんも98歳で増補版『九十八歳。戦いやまず 日は暮れず』を執筆しています(現在は101歳)。主演女優の草笛光子さんも90歳。
活躍するOver 90 years oldの方々や今回の映画『九十歳。何かめでたい』を見ると、皆さんはあまり年に備えていない感じがします。老いていくことに備えるのではなく、ペースは変わったとしても続けること…下手したらそんな意識もないのでは?と思もえるほど現役感があります。その現役感に歳を重ねることで得られる大御所感も加わるので、本当に素敵です。
私も仕事のペースは落ちても好奇心が落ちることなく、90歳過ぎてもデザインの仕事をしていたい。そして最後は『イナバさん、老死というより過労死だって。マウス握りしめたまま逝ったって。最後の力で、メールの送信ボタン押してて、入稿はちゃんと完了していたんだって…さすがね』なんて言われたら、かっこいいなぁ(笑)
九十歳。何がめでたい 公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/90-medetai/