日々のメモ

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PARIS TAXI(パリタクシー)は、昨年(2023年)の春に観た映画です。ロードムービー要素があると私の映画アンテナが感知します!ロードムービーが好きなのは、運転への憧れでしょうか…(私は、まだ運転免許を持っていない。まだ…です。)パリの街をおばあさんを乗せたタクシーのロードムービーです。パリの街中だけでなく、おばあさんの人生も辿る映画でした。爽やかさとコミカルさの中に考えさせられる要素が詰め込められたストーリー。車内の中でおばあさんが品良く自分の人生を語っていくので、観る側もさほど重い気分にならず観ていられます。でも心に残るものはしっかり、ずっしりあり、優しい気持ちになれる映画です。
この映画を観た頃、ちょうど私の母も大腿骨を折り病院に入院していて、退院後は医療との連携のある施設を考えなくてはいけない時だったので、主人公のおばあさんと母が被り、最後は涙が出てしまいました。

PARIS TAXIをこのタイミングでブログに上げたのは、Amazonなどで無料配信が始まり、再度、観ることができたからです。今回は日本吹替版で観ました。字幕を追わなくてよい分、俳優さんの瞳の動きやパリの街中の細かなところにも意識を配り観ることができました。そして何より、昨年の春、映画館で観た時は母が生きていました…今回は母が他界(2023年9月)という状況で観ました。感じる気持ちもより一入です。もっと母と話したかった…もっと母に寄り添いたかった…。終盤におばあさんの優しく語るセリフ『順番なので、私の番が回って来ただけ』。人生なんて、そんなものなのかもしれません。だから日々を大切に過ごしたいなと思わせてくれる映画です。


PARIS TAXI:予告編
https://youtu.be/RDkrrbzL6ZQ?si=NZ3XbpJoafZmSRAb


PARIS TAXI:公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/paristaxi/

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